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9月20日(日)
オールカマー(G2)

産経賞オールカマーの舞台となる中山芝2200m(外回り)は、JRAの重賞コースの中でも独特の癖を持つ「非根幹距離」として知られている。ここでは、このコースの特徴と、そこから導かれる推奨馬選びの視点を整理したい。
スタートから最初のコーナーまでが長い
中山芝2200mはスタンド前の直線途中からスタートし、最初の1コーナーまでの距離が約432mある。この区間には中山名物と呼ばれる急坂も含まれている。距離が長いぶん枠順による有利不利が位置取りに直結しにくいのが特徴で、行き脚の速い馬なら枠に関係なく理想的なポジションを取りやすい一方、テンの遅い内枠の馬はポジションを下げやすく、内枠の差し馬も不利を受けやすいとされる。
スローペースになりやすく、下り坂からロングスパート勝負に
過去7年のデータでは毎年スローペース傾向が見られ、特に直近3年は前半1000mが61秒台以上とかなり緩い流れになっている。ところが3コーナー付近は緩やかなカーブと下り坂が重なり、レース中盤からペースが上がりやすい。つまり「前半は溜めて、中盤からロングスパート」という展開になりやすく、仕掛けどころが早くなる分、スタミナが強く問われるレースになる。
実際、過去のオールカマーで馬券に絡んだ30頭中28頭が、2200m以上の非根幹距離重賞で4着以内の好走実績を持っているというデータもあり、2000m以上のレースで後半5ハロンが58秒台という消耗戦を経験している馬は、このコースへの適性を示す有力な指標になる。
ゴール前の急坂が持続力を試す
2コーナーからゴール手前200mまではほぼ下り坂だが、そこから100mは急な上り坂になる。最後の直線は短めなので、一瞬の切れ味だけの馬より、後半をやや速いペースで走ってもバテないスタミナとパワーを持つ馬の方が活躍しやすいコースとされる。
枠順は「中~内がやや優位」も、外差しも十分ある
過去傾向では中~内枠が相対的に優位とされるが、隊列の緩急とラップの刻み方次第で外から一気に差してくる決着も珍しくない。統計上は内に寄りすぎず外に振られすぎない枠順のパフォーマンスが最も高く、インで閉じ込められるレースも、全コーナーで大外を回らされるレースも、どちらも不利になりやすい。
人気馬選びの視点:1~2番人気より3~5番人気ゾーンに妙味
興味深いのは人気別のデータだ。1・2番人気馬の成績は他コースと比べて見劣りする一方、3番人気以降は勝率が他コースを上回り、1~5番人気まで範囲を広げても平均を上回るという。馬券的に面白いのは3~5番人気の存在ということになる。
上記を考慮した上での注目馬は………
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